センスのいい
引き出物の共通点
「センスがいい」と言われる引き出物は、デザインが凝っているものではありません。 受け取った人が、自分の家にそのまま置けるものです。 共通点は3つ。持ち帰る場面が想像されていること、名前や写真が主役になっていないこと、家の雰囲気を選ばないこと。 おしゃれな引き出物を探すときは、品物を見る前にこの3点を決めておくと外しません。

なぜ「おしゃれ」より「置けるか」が先に来るのか
引き出物を選ぶ側は、式の雰囲気に合うかどうかで考えます。 けれど受け取る側がその品物を見るのは、披露宴の会場ではなく、帰ったあとの自分の家です。 テーブルに置いてみて、しっくり来るか来ないか。そこで「センスがいい」かどうかが決まります。
だからおしゃれさは、会場での見栄えではなく、置き場所の想像で決まると考えたほうが当たります。 凝ったデザインでも、置き場所に困るものは押し入れに入ります。 反対に、形は素朴でも家の景色に混ざるものは、そのまま残ります。 判断の順番を、デザイン→大きさ→置き場所ではなく、置き場所→大きさ→デザインに入れ替えるだけで選びやすくなります。
共通する3つの条件
ひとつめは、持ち帰る場面が想像されていること。 披露宴のあと、二次会に行く人も、電車や飛行機で帰る人もいます。 手提げに収まり、横にしても崩れない大きさかどうかは、当日いちばん感謝される部分です。
ふたつめは、名前や写真が主役になっていないこと。 記念性を品物そのものに乗せると、使いにくく、捨てにくいものになります。 残したいなら、ラベルや台紙に日付とお名前を控えめに刻むところまでに留める。主役は品物のほうに置いておきます。 どこまでなら歓迎されるかの線引きは、引き出物の名入れは、どこまでならゲストに歓迎されるかに分けて書きました。
みっつめは、家の雰囲気を選ばない色と素材であること。 白・生成り・無地の器、金属や樹脂の光沢が強くないもの。 ゲストの家がどんな内装かは分かりません。分からない前提で選ぶなら、足し算より引き算のほうが安全です。 ナチュラル・ボタニカルな式のテーマを引き出物に持ち込みたいときも、柄ではなくこの色と素材で揃えるのが基本です。詳しくはナチュラル・ボタニカルな式に合う引き出物は、どう選ぶかに書きました。 そもそもカタログギフト以外で何が候補になるかはカタログギフト以外の引き出物アイデアに整理しています。
逆に、惜しく見えてしまうとき
外しやすいパターンは、だいたい決まっています。 箱が大きいのに中身が小さいとき。ブランドのロゴが品物より目立つとき。 そして、珍しさを狙いすぎて用途が分からないとき。 どれも「選んでくれた気持ち」より先に「どうしよう」が来てしまいます。 袋に入れたとき・会場・開けたときの場面ごとの防ぎ方は引き出物の見た目で失敗しやすいパターンに書きました。
人と被らないものを探している場合も、珍しいものを探すより、 カテゴリーをずらすほうが確実です。 食器・タオル・お米・洗剤はどの式でも候補に挙がるため重なりやすく、 植物のように育つものは、まだ重なりにくい領域にあります。 全点を変える必要はありません。1点だけ差し替える組み立て方も選ばれています。 どこまで外してよいかの線引きは人と被らない引き出物は、どこまで外すかに書きました。
植物は、この3つをどう満たすか
Un Giftは結婚式の引き出物に観葉植物を届けているので、ここは自分たちの一次情報として書きます。 土を使わない水耕(ハイドロポニックス)仕立てなので軽く、横にしても土がこぼれにくい。 手提げに収まる大きさで、電車や飛行機で帰るゲストにも渡しやすい形にしています。 当日の持ち帰りが難しい場合は、ゲストのご自宅への後日配送も選べます。
ラベルに入れるのは、品種名・お式の日付・おふたりのお名前・式場名を控えめに刻むところまで。 器は透明で、置く部屋の内装を選びません。 価格はおひとり3,650円(税込)、6個から。育て方は水位を見てお水を足すだけで、 お届け後30日間 ゲスト様へ植物のケア情報をLINEでお届けしています。 持ち帰りや日持ちの心配については植物の引き出物、持ち帰り・日持ちの不安に答えるに詳しく書きました。
センスは、選んだものより、相手の家を想像した量に出るのだと思う。
おしゃれ・カタログギフト以外・植物・家族婚といった論点をまとめて見たい場合は、 引き出物の選び方に一覧があります。
よくある質問
Q. センスのいい引き出物とは、どんなものですか?
A. 受け取った人が自分の家にそのまま置けるものです。持ち帰る場面が想像されている、名前や写真が主役になっていない、家の雰囲気を選ばない、の3点が共通します。
Q. 引き出物で人と被らないようにするには、どうすればいいですか?
A. 珍しいものを探すより、カテゴリーをずらすほうが確実です。食器・タオル・お米は重なりやすく、植物のように育つものはまだ重なりにくい領域です。1点だけ差し替える形でも十分に変わります。
Q. おしゃれな引き出物の予算は、どれくらいが目安ですか?
A. ご祝儀をいただく前提で、ご友人へは4,000〜6,000円がひとつの目安とされています。金額を上げても置けないものは歓迎されないため、予算より先に大きさと名入れの有無を決めるほうが外しません。
文・Un Gift 編集部(ラマシア株式会社)